サイコロトレードを考える

ほいーる@あるみです。

サイコロの丁半(奇数・偶数)でトレードした場合(奇数なら売り、偶数なら買い、あるいはその逆)の勝率を考えます。

リミットとストップを同じ幅に設定したという前提です。

単純に考えると勝率は50%ですが、実際には勝率50%を割り込みます。

その原因はいくつかあります。



1、スプレッド(手数料)。リミットとストップを同じ数値(pips)に設定した場合、当然ながらスプレッド分だけ勝率は50%を割り込みます。スプレッドが大きければ大きいほど勝率は下がっていきます。
勝率を50%をキープするには、ストップの数値にスプレッド分上乗せする必要があります。
例えば、スプレッドが1pipsで、リミットを10pipsとした場合、ストップは12pipsに設定してはじめて勝率50%を維持できます。


2、買いスワップと売りスワップの差。ポジションが日を跨いだ場合、スワップポイントが発生しますが、スワップはプラスよりマイナスのほうが大きい為、余分なコストになってしまいます。


3、スリッページ。これは業者によってばらつきがあります。指数発表時とか以外はほとんど滑らない業者と、常に滑っている業者ではコストが違ってきます。


4、強制ロスカットが発動した場合の手数料(業者によっては無料の業者があります)。その他もろもろ・・・



以上、FXの取引には様々なコストがある為、サイコロでのトレードは本来あるべき勝率50%を割り込んでしまうのです。


しかし、

スプレッドやスワップ差、スリッページなどのコストはサイコロトレードでなくても、どんなトレード方法を取っても付いて回ります。



サイコロトレードの利点は5年後も10年後も100年後も同じ勝率を維持出来る事です。

それはサイコロの出目の確率が「大数の法則」によって成り立っているからです。

大数の法則」に関しては後日触れさせて頂きますが、サイコロトレードにより、FXの最大のストレスである、相場が上がるか下がるかを予測するという苦痛から開放されたのは間違いありません。

相場が上がるか下がるかを予測するのを放棄した時間を、資金マネージメントを考える時間に費やすのが、私、ほいー@あるみの投資法なのです。



さて、

よくFXはトレンドがあるからトレンドの流れに逆らわなければ、勝率を上げることが可能だといわれます。

次回は其の辺りを考えていきたいと思います。



では・・・





BGM  レクイエム  MINMI  album THE HEART SONG COLLECTION